2019年2月18日月曜日

リラックスできる!疲れが取れる正しい入浴方法






温泉やスーパー銭湯に行く目的は人によって様々ですが、
「疲れを取りたい」「リラックスしたい」という理由で行く方が多いと思います。

しかし、入浴方法を間違えると、疲れを取るどころか逆に疲労をためてしまうことにもなりかねません。
今回は疲労の原因と正しい入り方についてご紹介します。


入浴による疲労回復効果

まずはじめに、入浴による3つの疲労回復効果についてご説明します。


血行やリンパの流れを促進する「静水圧効果」

静水圧は、お風呂の中で体にかかる水圧のこと。静水圧により心臓の動きが活発になって、血行やリンパの流れがよくなり、マッサージ効果が生まれます。むくみも解消するので、立ちっぱなしで足に疲れが溜まっているときにもお勧めです。

自律神経に働きかける「温熱効果」

温かいお湯(42℃以上)だと交感神経が働き、新陳代謝が促進されます。その結果、疲労物質の排出を助け、汗をかいて老廃物も排泄されるので体の疲労が回復されます。ぬるめお湯(38~41℃)だと、副交感神経が働きリラックスするので、心の疲労回復に効果があります。

ゆりかごのような気分でリラックスできる「浮力効果」

お風呂の中では体重が1/9ほどになると言われています。体が浮くので浴槽の中で力を抜けば、ふわふわと体が浮いてリラックスする効果があり、心の疲労を回復させることができます。




入浴で逆に疲れてしまう原因

心身の疲労回復に役立つはずの入浴も、時と場合によっては逆効果。
以下のような入浴方法はできるだけ避けましょう。



食事直後の入浴


食事をした直後は、消化や吸収を促すために胃や腸に血液を集中させる必要があります。しかし、食事の直後に入浴してしまうと、血液が体全体に行き渡って胃腸への血液供給が減り、消化不良や胃もたれ、吐き気などを感じることがあります。


運動直後の入浴


運動直後は、平常時より心拍数が上がっており心臓への負荷が大きくなっています。
また、激しい運動の直後は筋肉が炎症を起こしているので、温泉でさらに温めると疲労の回復が遅れてしまいます。

水分補給なし

入浴で汗をかくことにより、軽度の脱水症状となり、疲れを感じます。


高温のお湯


心臓に負荷がかかり身体への負担が大きくなります。


深夜の入浴


眠気を堪えての入浴より睡眠の方が疲労回復効果は大です。また、入浴により交感神経が高まり、睡眠の質を落とす原因になります。


長湯


特に温泉などに行くと長湯になりがちですが、その分身体に負荷がかかってしまいます。


正しい入浴方法

上記の状況をできるだけ避けることで疲労回復に効果的な入浴方法になるでしょう。


食後はしっかり休憩してから入浴


少なくとも30~45分ほど休憩してから入浴しましょう。



運動後はしっかり休憩してから入浴

クールダウンや適度の休憩を入れ、心拍数を正常値に戻してから入浴してください。
大きな負荷をかけた筋肉は、アイシングしてから入浴するようにしましょう。


水分補給をしっかりと


入浴前にはしっかりと水分補給をしましょう。水分が身体に吸収されるまで時間がかかるので入浴する15分ほど前に飲むのがおすすめです。また、体内の水分が減少すると血液がドロドロになり、脳に供給される血液の量も減ってしまいます。そのため、入浴後にも水分を補給してください。これにより全身に血液が行き渡って疲労の回復が促されます。

最初はぬるめのお湯につかる

心臓に過大な負荷がかからないよう、体温をお湯の温度に徐々に近づけるのがポイントです。ぬるいお湯に下半身からゆっくり浸かるようにしましょう。半身浴もおススメです。

深夜の入浴は避ける

眠さを堪えての入浴よりも、睡眠を優先しましょう。しっかり眠った後の朝風呂の方がよほど気持ちの良いものです。

過度の長湯は避ける

特に高温の風呂は身体への負担が大です。ほどほどを意識しましょう。



ちょっとした工夫と意識で、より入浴効果をアップさせることができます。温泉やスーパー銭湯はもちろんのこと、自宅のお風呂でも実践できることが多いと思いますので、ぜひお試しいただきたいと思います。


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