2019年5月30日木曜日

なぜ温泉×カレー?豊平峡温泉【入湯レポート】



5月なのに30℃超えという記録的な猛暑の中ランニングを敢行。スポドリを大量に補給しながらやっとの思いで辿り着いたのは、札幌市南区にある豊平峡温泉。

札幌市内から国道230号線で中山峠方面に走り、定山渓温泉街をさらに過ぎた辺りに位置します。車ではよく通る場所なのですがなかなか訪問の機会がなく、ようやく来ることができました。

トリップアドバイザーの2018年日帰り温泉&スパランキングで堂々の全国1位に輝くなど、中々評判が高いこの温泉。今日はじっくり堪能させていただきましょう。


札幌の端っこながらお客さんで大賑わい

訪問したのは13時頃でしたが、既にたくさんの乗用車が。また停留所もすぐ目の前にあるので、バスを利用してくる方もかなり多いと思われます。


路線バスの他、無料送迎バスや「かっぱライナー号」という札幌駅から定山渓・豊平峡まで直行の便も運行しており、札幌市の端っこというへんぴな場所の割に、意外にアクセス手段は豊富なのです。


周りを見渡せば全て濃い緑の山。札幌の奥座敷の名にふさわしいロケーション。



循環無しの100%源泉かけ流しが力強くアピールされてましたよ。これは期待できそう。
さっそく中へ入りましょう。

絶品のインドカレー

すぐに汗を流しに湯舟へ、といきたいところですが、それ以上に我慢できない空腹感が。結構長距離を走ってきたのでね。

という訳で、風呂より先に食事をすることにします。
今日の目的は温泉だけではなく、ここの名物である「インドカリー」。

ホームページでも、豊平峡温泉名物、と誇らしげに紹介されていますが、いったいどこのどなたが温泉×カレーの組み合わせで売り出そう、と考えたのでしょうか?
普通、温泉といったら、もっと風情のある食べ物をウリにしそうなもんですが・・・その奇抜な発想力に脱帽です。実際ヒットしてるし。


建物に入り、靴をロッカーに入れると受付があります。
受付は2列になっており、右が温泉、左が食事処の受付となっています。

左に並び、定番と思われるチキンカリー(中辛)とビールを注文したあと、番号札をもらい、店員さんに案内されて食事処内へ進みます。

中は家族連れや友人同士、カップルなど様々な客層で賑わっています。一人で来た管理人は、奥の方にある座布団席へ。窓に沿って細長いテーブルが設置してあり、この席なら一人でも大丈夫。

しばらく待つと「ビールご注文の方ー」と店員さんの声が。ここはセルフサービスなのですね。まずはビールで乾いた喉を潤します。うーん、旨。しみわたる。

さらに待つこと約10分。番号が呼ばれ、待望のカレーが出来上がりました。
ちなみに厨房にはインド人らしき方が。本場ものなのですね。


さっそくいただきます。
カレーはかなり本格派。スパイスがしっかり効いており濃厚な味です。中のチキンも量は少なめな気がするものの、やわらかで美味。そして、焼き立てのナンがこれまた旨い。モッチモチのフワフワでボリュームもあります。
これで850円なので、かなり満足感は高いですよ。

この食事処では他に十割そばのメニューもありますが、ほとんどのお客さんはカレーを頼んでいたようです。まぁ、匂いに惹かれますわな。

100%源泉かけ流しの純温泉

お腹を満たしたところで、いよいよ温泉のある建物2FへGOです。



浴室内に入ってまずびっくりしたのは、床。デコボコしてます。

ホームページから写真を拝借しました。

これは石灰華と呼ばれるもので、源泉に含まれる炭酸カルシウムや鉄分などが結晶化し、床に形成されたものらしいです。ちょっと芸術的ですらあるかも。

ただ、歩くと少し足の裏が痛い。


足つぼを刺激する、これに乗ってる気分になりましたよ。


体を洗い、まずは内風呂へ。
浴槽は3つあり、42℃くらいの高温風呂が1つ、39℃くらいの低温風呂が2つ。
暑い日だったので、低温風呂に長居させてもらいました。
ぬるめでじっくり浸かれる温度です。

泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉。無色透明でクセのない中性泉質。
湯量は豊富らしく、綺麗なお湯が湧出口よりトクトクと流し込まれていました。


ちなみにシャワーから出る湯も温泉らしいです。
確かに少し温泉臭がしたんですよ。珍しいですよね。

緑に囲まれた広い露天風呂

続いては露天風呂へ。

広い。かなり広い。

ホームページによると、なんと最大入浴人数200人とのことですが、男女合計としても200人はさすがに盛り過ぎではという気はしましたが(笑)

まぁ、そう表現したくなるくらいの広さはあります。

露天も高温と低温の2種類があるのでお好みでチョイスが可能です。
多くの人が長居していたのは低温の方。管理人も気持ちよくて20分程浸かっていました。
座るための岩がうまいこと配置されていて居心地がいいんですよ。
緑鮮やかな自然の景色にも癒されます。


まとめ

総合的にはとても満足度の高い温泉です。お湯もいいし、露天も広い。ご飯はおいしいし、休憩所等も充実しています。

強いて文句をつけるとすれば、

・入浴料1,000円はちょっと高い
・自然が間近なだけに露天では虫が気になる
・タトゥーや本彫の方がいる(ここではお断りではないらしい)

ってとこでしょうか。

Data

訪問日 :2019年5月
施設名 :豊平峡温泉
TEL  :011-598-2410
住所  :札幌市南区定山渓608-2
入浴料金:大人1,000円 子供500円
営業時間:10:00~22:30
泉質  :ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉

管理人の評価

お湯具合   ★★★★☆
浴室内充実度 ★★★★☆
浴室外充実度 ★★★★☆
コスパ    ★★☆☆☆

2019年5月22日水曜日

湖の絶景レイクビューを楽しめる!洞爺湖温泉 洞爺 湖畔亭【入湯レポート】



洞爺湖マラソンに出場してきました。デカい湖の周りをぐるりと1周。ちかれた・・・
5月としては気温も高かったので汗だくです。早くさっぱりしたい。
という訳で疲れを癒しにさっそく温泉にGOですよ。

洞爺湖マラソンの参加賞の一つとして、近隣の温泉街にある多くの施設から一つを選び、無料で入浴する券がもらえるのです。うれしい。

洞爺湖温泉とは

その前に洞爺湖温泉全般についてご紹介。

今や北海道の温泉地の一つとして有名なこの洞爺湖温泉は、1910年、有珠山の噴火により、洞爺湖畔で天然の温泉が湧き出たのがはじまりと言われています。1917年に第1号の温泉宿が開業して以来、大規模な旅館街が形成されました。

前方には雄大な湖と、蝦夷富士と称される羊蹄山、後方には有珠山と昭和新山を控えた景勝地です。支笏洞爺国立公園の中心にもなっています。

湖には遊覧船も。

1993年には435万人と多くの観光客が訪れ賑わいましたが、2000年の有珠山噴火で温泉町に大きな被害が生じてしまいました。
しかしながら現在はすっかり復興し、ピーク時には及ばないものの年間約300万人が訪れる一大観光地です。

ホテル前などを中心に無料で「手湯」や「足湯」を楽しめる場所も多く存在します。


洞爺湖温泉の源泉井戸は12本あり、深さ60m~150mから汲み上げられて湧出しています。泉質はナトリウムーカルシウム塩化物泉で、きりきず、末梢循環障害、冷え症、皮膚乾燥症などに効果的と言われています。
有珠山の噴火によって、泉質の効能が高まった、という説もあるらしいですよ。


空中大浴場からの絶景


そんな洞爺湖温泉郷の中から、管理人が今回選んだのは「洞爺 湖畔亭」。
野口観光グループ系列の大型ホテルです。
ここの大浴場は、宿泊客のみならず日帰り入浴も受け付けています。

走り終わった後で若干ボーっとしていたので、外観を撮るのを忘れてしまいましたが(汗)

1Fの宿泊者用フロントで日帰り入浴客の受付もしてくれます。
券を渡し、エレベーターで大浴場のある最上階9Fへ。


エレベーターを降りると案内が。


案内に従い、雰囲気のある廊下を進むと・・・


ありました。大浴場。さっそく中へ入ります。

基本的には宿泊者向けの浴場なので、脱衣室内はカゴがメインです。財布等がある場合小型の貴重品ロッカーを使うと良いでしょう。


浴室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが真正面にみえる雄大な洞爺湖の景色。横に広くガラス張りが広がっており、どこからでも最高の眺めを楽しめます。空中大浴場を謳うだけありますね。
浴場内では写真撮影できないのが残念ですが・・・


しっかり体を洗った後、まずは内湯へ。
黄色っぽい色で少し濁った感じのお湯で、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
pHは6.7の中性。
メインの広い浴槽は比較的ぬるめの温度で、疲れた体にちょうどいい。
隣には温度高めの浴槽もあるので、お好みでチョイスできます。



しばし楽しんだ後、露天風呂へ。
基本的に内湯からの眺めと同じ景色ではありますが、湖上32メートルでの露天風呂は格別。遠くには羊蹄山も綺麗な姿を見せています。

この綺麗な景色を楽しみたい方は、お風呂に入る時間は日没前がベター
日没後は湖方面には全く灯りがないので、景色は何も見えなくなってしまいます。

ただ、夜にも楽しみが。
なんと洞爺湖では4月末~10月末にかけて「洞爺湖ロングラン花火大会」が開催されています。期間中は毎日450発もの花火が毎日打ち上げられ、この大浴場からも楽しむことができます。
打ち上げの時間は20:45~21:05なので、宿泊客限定となってしまいますが、この時間を目掛けてお風呂にいくのもアリでしょう。


Data

訪問日 :2019年5月
施設名 :洞爺 湖畔亭
TEL  :0570-026-571
住所  :虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉7-8
入浴料金:大人800円 小学生400円 幼児無料
営業時間:13:00~19:00(日帰りの場合)
泉質  :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉


管理人の評価


お湯具合   ★★★☆☆
浴室内充実度 ★★★★☆(景色)
浴室外充実度 ★★★★☆
コスパ    ★★☆☆☆

2019年5月9日木曜日

コンパクトながら湯船のバリエーション多し!湯元岩見沢温泉なごみ【入湯レポート】



10連休は長いな~なんて思ってたけど、あっという間に最終日を迎えてしまいました。楽しい時間は過ぎるのが早い…
気持ちを切り替えてまた翌日から仕事復帰、ってことで、しっかりと連休の(遊び)疲れを落とさねばなりません。
という訳でやってきたのは、岩見沢にある、湯元岩見沢温泉なごみ。

札幌市中心部からだと車で1時間程度。JR最寄り駅は室蘭本線の志文駅になりますが、徒歩だと20分程度歩くことになるので、ちと遠いです。車でのアクセスが便利でしょう。
駐車場は150台のスペースがあり、広々です。

外観は落ち着いた良い雰囲気。
さっそく中へ入ります。いいお湯に期待。



毎日12:00~15:00はサービスタイム


決して広くはないものの、清掃の行き届いた品の良い玄関がお出迎えしてくれます。
靴を100円ロッカーに入れ、横にある券売機へ。


入り口に大人430円の表示があったので財布から取り出し投入しようとしましたが、430円の大きなボタンがなぜか消灯中。
よく見ると…何と。サービスタイムなるものが!ラ●ホみたい(笑)

12:00~15:00は通常より20円引きの410円で入れるとのこと。
しかも、土日を含む毎日実施です。太っ腹。良心的。
たった20円かもしれませんが、とっても得した気分になれます。

あ、営業時間が11:00からだから、一番風呂は値引きなしということなのですね。
常連さんとかいそうだもんな。

ちなみに、なごみさんは札幌市北区と函館市内にも系列店があり、3店舗共通のポイントカードがあります。スタンプが15個たまると1回分の入浴が無料になります。


札幌市北区あいの里温泉のレポートはこちらからどうぞ↓
北区の源泉かけ流し!札幌あいの里温泉 なごみ



館内はどこも綺麗。
ではいよいよ浴室に参りましょうか。


内風呂は豊富な種類の浴槽

内風呂スペースは割とこじんまりとした感じ。一つひとつの浴槽はそれほど大きくないのですが、たくさんの浴槽があります。
まずはメインの主浴槽いってみましょう。

こちらのお湯は黄色っぽい色が印象的。少しだけ舐めてみると塩味があります。
空知地方に多い塩化物泉ですね。よく温まるタイプのお湯です。


pH値は7.67の弱アルカリ性。加温をしているようです。

主浴槽と繋がって電気風呂があります。

その隣は立ちタイプのジェット風呂。
ジェット風呂は更湯のところが多いですが、こちらは温泉を使用している模様。
水流の強さもまぁまぁで、特に腰に効きます。

向かいには鮮やかなブルーの酵素風呂。その隣には水風呂という配置。

通常のドライサウナの他に、漢方ミストサウナがあります。
このミストサウナはかなりおススメ。座った足元が足湯状態になっていることに加え、背あて部分にもお湯がうっすらと流れており、これが気持ちよい。漢方の香りもGood。


露天風呂スペースは広め


露天に出てみます。

こちらはなかなかの広さ。天井が大きく開けているので解放感高し。
石風呂の温泉の他、ワインレッドっぽい色の薬湯風呂があります。
虫が結構浮いていたのが気になりましたが、これからの季節はある程度致し方ないってもんでしょう。

その他には寝湯のついた広めの浴槽。こちらも温泉です。
寝湯は少しぬるめに設定してあり、じっくり長く浸かれる温度となっています。
目の前にはテレビがあり、寝たままテレビを楽しめるのですが…
残念なことに、テレビが太陽光で反射して、とても見づらい(汗)
曇りの日や夕方以降は問題ないのでしょうが。改善してくれると嬉しい。
デーゲームとか相撲とかのんびり観戦しながら入りたいものです。



ゆっくりと湯浴みを楽しんだ後、風呂上りにはソフトクリームを堪能。


山川ソフトクリーム。
大沼町・山川牧場のおいしいソフトクリームがここで楽しめます。
ジャージー牛乳入りのソフトクリームなので、濃厚でありながらなめらかに仕上がっています。ここで売っている味は牛乳の美味しさを一番感じられるバニラの1種類のみ。
舌の上でサッと溶けて旨いですよ。


という訳で連休最終日をじっくりゆっくり楽しめました。
シャンプーなどアメニティはないものの、銭湯価格でこれだけたくさんの風呂を楽しめる施設はそうそうないと思います。
また近くに寄ったら、是非再訪したい施設です。


Data

訪問日 :2019年5月
施設名 :湯元岩見沢温泉 なごみ
TEL  :0126-32-1010
住所  :岩見沢市志文町345-1
入浴料金:大人430円 小学生140円 幼児(6歳未満)無料
営業時間:11:00~23:00
定休日 :年中無休
泉質  :含よう素-ナトリウム-塩化物温泉

管理人の評価

お湯具合   ★★★☆☆
浴室内充実度 ★★★★☆
浴室外充実度 ★★☆☆☆
コスパ    ★★★★★

2019年5月6日月曜日

多彩な湯舟が楽しめる 朝里川温泉 小樽天然温泉湯の花 朝里殿【入湯レポート】



ゴールデンウィーク半ば、ランニングを兼ねて朝里川温泉郷にある「湯の花 小樽殿」に行ってまいりました。
最寄りのJRは小樽築港駅か朝里駅になりますが、歩いてくるには少し遠い距離です。
路線バスの停留所は目の前にありますが、時刻表を見ると1時間に1本程度の運行。
なのでマイカーでの来訪か、無料送迎バスの使用をおすすめします。
小樽方面からの便数が多いですが、札幌方面からも1日2便の運行がありますよ。


デカい看板があるので、遠くからでも見落とすことはありません。



風呂の前にメシを!

では、さっそく入ってみましょう。

券売機で料金650円大人1枚を購入しカウンターへ出します。
尚、湯の花全店で使える入浴ポイントカードがあり、10個たまると次回の入浴が無料となります。有効期限はありません。


入ると広々としたロビー。連休期間中ということもありたくさんのお客さんで賑わっています。

いつもなら風呂場へ直行ですが、今日は長時間走ってきたので何だか腹が減ってしょうがない…という訳でお食事処のある2階へ。


階段途中にはこんな掲示が。独自の源泉を持っている湯元なんですね。


2階はお食事処の他、ゆったりと休憩ができる大広間があります。ここらは他の湯の花系列のお店と一緒です。
カツカレーを注文し、かっ込みました。味は…ごく普通。
あとから調べると、ここはあんかけ焼きそばが有名らしいです。そういえば頼んでいる人が多かったような…失敗。


多種の浴槽が楽しめる


まぁ腹も満たされたことで、しばしの休憩後、汗を流しに浴場へ向かいます。

お風呂は和風と洋風の2種類があり、男女日替わりのシステムになっています。
管理人が訪れた日は男が和風風呂。
内風呂スペースは、お客さんで賑わっているものの、十分な広さがあるため圧迫感は感じません。

多くの種類の浴槽がありますが、まずはランニングで疲れた足をほぐす為アクティブスパなるジェット風呂に入ります。
ここのジェット風呂は広く、9人程が一度に入ることができます。
水流もなかなかのハイパワーで気持ち良い。腰や太腿裏、足裏を十分にマッサージできます。

続いて、メインの大浴槽へ。
こちらは温泉で、源泉名は小樽天然温泉「湯の花2」。2ということは1もあるのか?
分かりませんが。


泉質はナトリウム-硫酸塩-塩化物泉。pH8.35の弱アルカリ性です。
無色透明で臭いは全くなし。クセのない、万人向けの湯、といった感じです。よく温まりましたが、管理人的には少し物足りないかも。

そのあと、打たせ湯や寝湯、温度が低めの中温泉などをしばし堪能し、露天風呂へ。
こちらも中々広々としています。
庭園風になっており、自然を楽しみながらのんびりと浸かることができます。

その他、今回は入りませんでしたが、広めのドライサウナや別料金の岩盤浴もあり、長時間のんびりすることが可能です。全体的に満足できる水準の施設だな、と思いました。
次回は洋風風呂にも入ってみたい。


Data

訪問日 :2019年5月
施設名 :小樽天然温泉 湯の花 朝里殿
TEL  :0134-54-4444
住所  :小樽市新光5丁目12番24号
入浴料金:大人 650円 
     小学生(6~12歳)300円 
     幼児(1~5歳)100円
     乳児 無料
営業時間:9:00~24:00
定休日 :年中無休

管理人の評価

お湯具合   ★★★☆☆
浴室内充実度 ★★★★★
浴室外充実度 ★★★★☆
コスパ    ★★★★☆

2019年5月4日土曜日

極上の泉質でお肌つるつるに!北見温泉ポンユ 三光荘【入湯レポート】



折角の北見訪問、銭湯だけじゃ寂しいので温泉も入っておきたいなー、ってことで…

令和最初の温泉として向かったのは、北見温泉 ポンユ三光荘。
北見市内から留辺蘂方面に車で30~40分ほどの国道39号線沿いに位置しています。
道路から見ると少し低い位置に建物があるためよく見えないのですが、道路脇に大きな看板があり、目印になっています。


これね。
ちなみに公共交通機関で来るにはかなり厳しいロケーション。車が必須でしょう。




建物は結構古い感じです。
ちなみに、ポンユとはアイヌ語で「小さい湯」という意味だそうです。
もともとはアイヌが見つけた温泉で、これをこの地に入植した方が譲り受け旅館を始めたという歴史があるとのこと。

さっそく中へ入ってみましょう。


2種類の100%源泉かけ流し温泉

入り口に入るとすぐ左手にカウンターがあります。
対応してくれたのは感じの良いお姉さん。
「大浴場はまっすぐ奥に入って右手側ですよー」と親切に案内してくれました。
入湯料金は500円とお手頃価格。


ロビーは地味目で、やっぱり古さは感じられますが、清掃は行き届いています。


おねーさんの案内に従い、廊下を進み浴場へ。


浴場手前の廊下に温泉分析書が張り出されているのですが、
むむ…2種類。
「ぬるい方の温泉」と「あつい方の温泉」源泉が2つあるのです。



もともとは200m地下から汲み上げたぬる湯のみの温泉でしたが、1978年に新たに500m地下からあつい方の温泉を掘削しています。
加水はもちろん、加温も無しの100%源泉かけ流し温泉ってことですね。否が応でも期待が高まります。

温泉の「源泉かけ流し」ってどういう意味?わからないので調べてみた

泉質バツグン!

いよいよ浴場へ進入。

浴室は至ってシンプル。入って右手に2つの浴槽が並んでいます。
手前が38℃のぬるい方、奥が42℃のあつい方です。

あつい方が浴槽が大きいのでメイン扱いなのか…?ではまずこちらから。
無色透明の綺麗なお湯で、湧出口からジャブジャブ出ています。湯量が豊富なのでしょう。ちなみにこちらの浴槽にはバイブラバスも併設されています。
泉質はアルカリ性単純温泉ですが、硫化水素成分を含んでおり、ほのかな硫黄臭が感じられます。管理人の好きなやつです。
アルカリpH値が9.54と高く、肌がつるつるになる感じが実感できます。
ただしその性質上、浴槽のふちがとても滑りやすいので注意!
管理人も危なくコケるところでした。

こんな張り紙もありましたよ

では続いて、ぬるい方に行ってみましょう。
泉質はあつい方とほぼ同じですが、こちらの温度は38℃。体温より少しだけ高め、いわゆる「不感温度」に近い温度です。
最初は少しぬるく感じますが、暫くじっと入っていると、不思議なことにジンワリと温まってくるのです。
そして、この温度帯だと、かなりの長湯が可能。管理人も、あつい方の5倍くらい長く入ってしまいました。のぼせることがないので、苦しくないし、気持ちいい。眠気すら誘います。
温泉は長湯するほど、含有成分による薬理効果が高くなるので、この温度帯は理にかなっているわけです。
管理人の他にも、常連さんらしき人が長時間気持ちよさそうに浸かっておりました。

なお、こちらの浴槽には、打たせ湯が併設されています。
ぬる湯の打たせ湯もまた良し!
真ん中に仕切りがあるので、浴槽に入っていても水しぶきが直接かかることはありませんが、利用者がいるとちょっとだけうるさくなります。


はぁ…良かった…。
露天風呂などはなく、非常にシンプルな温泉ですが、泉質はこの上なし!たまらん!
間違いなく名湯です。リピート確定。是非多くの方に体験していただきたい温泉です。


Data

訪問日 :2019年4月
施設名 :北見温泉ポンユ 三光荘
TEL  :0157-42-2288
住所  :北見市留辺蘂町泉360
入浴料金:大人500円 小学生150円 小学生未満50円
営業時間:9:00~21:30
定休日 :なし
泉質  :アルカリ性単純温泉


管理人の評価

お湯具合   ★★★★★
浴室内充実度 ★★☆☆☆
浴室外充実度 ★☆☆☆☆
コスパ    ★★★★☆



2019年5月2日木曜日

北見市内の数少ない銭湯! 高栄湯【入湯レポート】



今年のゴールデンウィークは10連休!こんなにまとまって休めるのはいつ以来でしょうか。そんな訳で地元札幌を離れ、親戚のいる北見に車を走らせました。

早い時間帯から酒をガブガブ飲んで、旨いものたんまり食べて、すっかり良い気分。そうなると一っ風呂浴びたくなるってものです。
もちろん飲酒運転は厳禁!ってことで、酔い覚ましがてら、徒歩圏内にある高栄湯にお邪魔しました。

日帰り温泉やスーパー銭湯はちょこちょこ行きますが、只の「銭湯」は久しぶり。
ちょっとドキドキ。


地元住民の生活に欠かせない施設

高栄湯はその名の通り北見市高栄西町にある銭湯です。
立地は完全な住宅街。近くにはドラッグストアが1軒あるくらいで、あとは団地と一軒家が多く立ち並ぶ地域です。

建物前には5~6台程の駐車スペース。
管理人が訪問したのは18時過ぎくらいですが、4台程の車が止まっていました。

さっそく中に入ってみましょう。

牛乳石鹸の暖簾がイイ感じ


んー。いい雰囲気。
建物は全体的に古く、玄関前になにやらごちゃごちゃ置かれてはいますが、さすが銭湯、清潔さが感じられます。入って手前が男湯、奥が女湯です。
ピンク電話が懐かしい。

真ん中に番台?受付があり、ここで入湯料金420円を支払います。
支払ってそのまま入ろうとすると、番台のおじさんが「ロッカーの鍵はこちらにあります、好きなところ持ってって下さい」と壁を指さします。
壁を見ると、番号のふられた鍵が壁にぶら下がっています。
なるほど、鍵はロッカーに付いてるんじゃなくて、ここから持って行ってここに返すのね。教えてくれないと分かりませんでした。
適当な番号の鍵を手に取り、中に向かいます。

脱衣所はこの鍵付きロッカーの他、普通のカゴがあります。常連さんはカゴに無造作に入れているようです。

脱衣所内でも常連さんらしき人同士で挨拶が交わされています。うん、地元民御用達。



浴室へと進みます。

浴槽は40℃の中温湯と43℃の高温湯の2つがあり、中温湯の方が広めの造り。
中温湯にはにはジェット風呂も付いています。
中に段差が設けられており、半身浴や、空いていれば寝湯的な使い方も出来そう。
管理人は中温湯に長めに浸かった後、しばし高温湯を堪能させていただきました。

また、3~4人程は入れそうなサウナがあり、水風呂も併設しています。

洗い場がやたらと沢山あり。数えると25か所ありました。
浴槽の広さとバランスが取れていない気がします。余計なお世話ですが。
蛇口は勿論昔ながらの赤:熱湯、青:冷水の2口式、シャワーは壁固定タイプです。
不便と言えば不便ですが、情緒を感じて良いものです。
桶は鉄板のケロリン。



どこまでも「ザ・銭湯」って感じの造りで、満足させていただきました。


北見市内は「銭湯」が少ない

後でネットを眺めていて知ったのですが、北見市内でいわゆる「普通の銭湯」として営業しているのはこの高栄湯を含めて2か所だけのようです。
北海道公衆浴場業生活衛生同業組合に加入しているのは高栄湯のみ。
料金が若干高めなスーパー銭湯や温泉は他に何ヶ所かありますけどね。

他の同規模の都市と比べても、数が少ない気がしますね…
時代の流れで廃業しちゃったのでしょうか。
頑張っていつまでも営業継続してくれることを切に願っております。


Data

訪問日 :2019年4月
施設名 :高栄湯
TEL  :0157-22-9886
URL  :なし
住所  :北見市高栄西町7丁目5-4
入浴料金:大人 420円
営業時間:14:00~22:30
定休日 :月曜


管理人の評価


お湯具合   ★★☆☆☆
浴室内充実度 ★★☆☆☆
浴室外充実度 ★☆☆☆☆
コスパ    ★★☆☆☆