2019年9月25日水曜日

違和感溢れるネーミングが興味をそそる 湯屋サーモン【入湯レポート】





とある休日。たまにランニング+風呂+ビールの3連コンボを楽しむか~、とネットで目的地とするお風呂を検索していたんですよ。

そんな時、管理人の目にとまったのがこのお店。

「湯屋 サーモン」

サーモン?

鮭?



いや、鮭は好きですよ。ハラス焼きもサーモン寿司も美味しいですよ。
でも、風呂屋と鮭はどう考えても結びつかないでしょう、普通。
共通点は水の中、ってことくらいですよ。
あ、風呂はお湯ですけど♨

風呂屋なのに鮭とはこれいかに。

ネットを見ていくと、どうやらこの施設、温泉ではなく沸かし湯のスーパー銭湯の類のようですが、その違和感溢れるネーミングにもう惹かれまくりです。

地図を見ると、JRの駅からも程近いらしいので帰りの交通手段も問題なし・・・
ということで、今回の目的地はここに決定しました。
待ってろサーモン!


アクセス


そんなわけで秋空の晴天の下、ランニングを満喫しながら辿り着いた「湯屋 サーモン」。札幌市西区発寒7条14丁目に位置します。

JR発寒駅からもほど近く、歩いて約10分くらい。


道路沿いには大きな看板が出ているので、見落とすことはないでしょう。


あれだな。隣には「家具の長谷川」の大きな建物がありますが、移転したらしく広い駐車場はがらんどう。車で来ても駐車スペースに困ることは1000%ありません笑

近づいてみると・・・



どうです、この青空に映える鮮やかな壁の色。
もちろん「サーモンピンク」なわけです。
看板にはうねる波の上を、鮭が3匹躍っています。

うん、この感性は嫌いじゃない。
さっそく中へ入ってみましょう。


激旨表示も気になる。風呂に入らずにソフトクリームだけ、っていうのはさすがに気が引けると思うんですが。


受付の様子

靴ロッカーはコイン式。100円を投入し、靴を保管後館内へ入ります。

入口には券売機が2台置いてあり、ここで入浴券を購入。入浴料は大人440円と良心的な銭湯価格です。

券売機のすぐ奥にはカウンターが。
「いらっしゃいませ~」と明るく出迎えてくれる受付のお姉さん&若奥様(多分)がとっても美人さん。
多分、近くに住んでたらこれだけでリピート確定します笑
受付はお店の顔。大事ですな。

お姉さんに入浴券を提出し、汗を流すべくさっそく浴場へ向かいます。

確かに至る所でサーモン推しが見られますが、それを除くとごく普通の街のお風呂屋さん、といった風情です。落ち着く感じ。

浴場の様子


浴室内も至ってノーマル。規模の大き目な銭湯という感じです。
内風呂は高温(42℃くらい)の主浴槽と、低温(39℃くらい)浴槽の2種類。低温の方はジャグジータイプになっています。ジェットバスも併設しており、2ヶ所の吹き出し口があります。

洗い場は多く、40席ほど。桶は定番の黄色いケロリン桶です。やっぱり街の風呂屋はこれがしっくりきますね。
銭湯でよく見かける黄色の風呂桶「ケロリン桶」のひみつ

その他、ドライサウナと水風呂が備えられています。

続いて露天風呂へ。
こちらも高温と低温の2つの浴槽があります。高温は日替わりの薬湯風呂、低温は更湯の石風呂です。薬湯風呂には庇とテレビが付いており、のんびりと入浴を楽しめます。

好ポイントなのは、内湯・露天スペースともに椅子がたくさん置かれていること。
休憩しつつ、じっくりと入浴を楽しめます。


館内の様子

あー、サッパリした。外に出てしばし休憩。


建物が若干古めなのは否めませんが、綺麗に掃除された店内は清潔感いっぱい。

畳のスペースも広くとられており、ゴロンと寝ころんで休憩できます。
新聞や雑誌、わずかながらマンガも置いています。しばし、カイジを読みふけりました笑
せっかくなので、畳の上でイチオシのソフトクリームを食します。
うん、クリーミーでこりゃ旨い!しかも220円という低価格。
これは人気があるのも納得です。

もちろんお約束のビールも頂きました。こちらも中ジョッキで400円の良心的プライス。
お食事メニューは品数が充実しているのに加え、リーズナブルです。

ちなみに店名の由来が店内に掲示されていましたのでご紹介。
北海道の秋鮭(サーモン)は川で生まれ、太平洋を回遊し、大きくなってまた同じ川に戻ってきます。お客様にとってそんな場所でありたい。また戻ってきていただけますように…という願いを込めて「湯屋サーモン」と名付けました。
なんですか、いい話じゃないですか。

温泉ではないものの、とっても良い施設でした。ホント近くにあれば通いそうです。皆さまも機会があれば是非どうぞ!
ホームページも手作り感に溢れほっこりします。30円お得になるクーポンもありますよ。

Data

訪問日:2019年9月
施設名:湯屋 サーモン
TEL:011-669-1004
住所:札幌市西区発寒7条14丁目16-15
入浴料金:大人(中学生以上)440円 小学生140円 小人(0~6歳)70円
営業時間:平日12:30~23:30 土日祝9:30~23:30
定休日:年中無休

管理人の評価

お湯具合   ★★☆☆☆
浴室内充実度 ★★☆☆☆
浴室外充実度 ★★★☆☆
コスパ    ★★★★☆

2019年9月19日木曜日

ホテルエミシア札幌 スパ・アルパ【入湯レポート】






本日、ランニング後にお邪魔したのは札幌市厚別区にあるホテルエミシア札幌。ホテルの地下1階に「スパ」があり、日帰り入浴も受付しているのです。

アクセス

JR・地下鉄新札幌駅に隣接しているので交通至便。バスも多く走っています。アクセスに困ることはありません。ホテルには立体駐車場も備えているので、もちろん車での来訪もOKです。

31階建ての厚別区において最も高い建造物のため、至極分かりやすいロケーション。

浴場の様子

ではでは早速行ってみましょう。


フロントの横を通り抜け、大理石調のエレベーターホールから地下1Fに向かいます。立派なホテルなので短パンTシャツ、ランニングシューズの格好で進入するのにはやや勇気がいります笑



エレベーターを降りると、ありました。スパ・アルパ。
ちなみに「Spa」を和訳したら「温泉」になるのですが、日本の温泉は、温泉法によって温泉分析表を提示することが義務付けられており、その温泉がどの泉質に分類されているのかが必ず明示されています。
温泉は法律で定義が定められている

この施設はいわゆる「わかし湯」なので、法的には温泉ではありません。でもスパ。うーん。
まぁ、温泉でないことは分かってて来ているので、細かいことは考えないようにしましょう笑
今日は体をサッパリできればそれで良し、ってことで。
早速中に入ります。

豪華なエントランスで、普段のスーパー銭湯とは違う雰囲気に少しだけ気後れしますが・・・突入。

シューズを靴ロッカーに入れ、靴ロッカーのキーをフロントに預けると、スパのロッカーキーを受け取れます。

ここから先は撮影禁止なので写真無しですが・・・向かって右手が男性用、左手が女性用のフロアとなっています。

ロッカールームは広く、落ち着いた雰囲気。高級なゴルフ場のロッカールームと似た感じが漂っています。

続いていよいよ浴場へ。
浴室内は、一言でいうとオシャレ。確かに「浴室」ではなく「Spa」って感じです。横文字の方がしっくりくる雰囲気。
メインの浴槽はジャグジーで、40℃くらいの中温ジャグジーが中央に1か所、38℃くらいの低温ジャグジーが奥に1か所あります。特に低温ジャグジーはかなり大きめの造りで、ジェットが半端なく強力。壁に背中を当てると痛すぎるくらいの勢いがあります。
普通の湯舟は小さめのものが1か所あるのみ。温泉ではなく更湯です。
浴室内にはその他にドライサウナとミストサウナ、水風呂があります。ドライサウナは15人くらいは楽に入れるくらいの大きさがあり、通常よくある階段状のスペースに加え、ごろんと寝転がったり、ストレッチが出来ちゃうくらいの平らなスペースもあります。こういう造りは珍しいかも。
というわけで、小一時間ほど一通りの施設を楽しみ、サッパリして帰ってきました。
ただ、再訪するか?というと・・・多分なしです。
だって、やたら高いんですよ。ここ。通常料金だと何と2,600円。

管理人は今回、特別優待券を頂いていたので1,000円で利用できたのですが、それでも割高感を感じました。

元々宿泊客用の施設であり、日帰り客にはそれほど期待していないんだと思いますが。

実際、管理人が訪れた正午付近の時間帯は、他にたった1人しか利用者がいませんでした。日曜日なのに。

ただ、HPを見ると、スパ入浴&食事セットなど、お得プランが頻繁に催されているようです。
これらのプランを使えばアリだと思うので、行く前には必ずチェックすることをおススメします。

お得な情報 | ホテルエミシア札幌【公式】

Data

訪問日:2019年9月
施設名:ホテルエミシア札幌 スパ・アルパ
TEL:011-895-8822
住所:札幌市厚別区厚別中央2条5丁目-25
入浴料金:大人(中学生以上)2,600円 子供(3歳~小学生)1,700円
営業時間:11:00~24:00

管理人の評価

お湯具合   ★☆☆☆☆
浴室内充実度 ★★☆☆☆
浴室外充実度 ★★☆☆☆
コスパ    ★☆☆☆☆

2019年9月7日土曜日

札幌市内では数少ない硫黄温泉 湯元小金湯【入湯レポート】


今回ランニングの目的地として向かったのは、札幌市南区にある「湯元 小金湯」。

とても小奇麗な外観です。

アクセス

管理人のように自分の足でやってくる人間はほぼ皆無と思われます笑
札幌の外れといってもいいくらい街からは離れてますからね。

札幌市中心部から車で定山渓方面に国道230号線をずっと進むと、約50分程で到着します。途中で何ヶ所か看板が出ているので、見落とすことはないかと思います。

マイカー以外だと、バスが唯一の公共交通機関となります。じょうてつバスが札幌駅や地下鉄真駒内駅から運行されているのでそちらをご利用ください。
真駒内駅からは無料送迎バスも運行されています(1日上下各4本)。温泉入浴後の帰りの無料バスを利用するためには入館時の予約が必要となりますのでご注意を。

入館時に帰りの無料バスを利用したい旨告げると、白いプレートのようなものが貰えます。このプレートを帰りのバス運転手さんに渡すことで乗車することができます。

落ち着いたイイ感じですな。ではではさっそく入ってみましょう。

浴場の様子

館内探訪は後の楽しみにして、まずは汗を流しましょう。
体を洗った後、まずは内湯から。

内湯は大きなガラス張りとなっており、外の景色を楽しみながら浸かることができます。メインの温泉浴槽は、弱アルカリ性の単純硫黄温泉。管理人の大好物でありながら、札幌近郊には少ない硫黄泉です。
pH値は8.50。
といってもそれほどクセの強い泉質ではなく、無色透明で、言われてみれば硫黄の香りがするかな?程度のあっさり風味です。硫黄っぽさで言えば、すぐ隣にある「まつの湯」の方が強く感じられると思います。まつの湯のレビューは↓からどうぞ。
内湯では、その他にジャグジーや日替わり湯を楽しめます。

管理人が訪れた日の日替わりは、いわゆる「不感湯」。暑くもなく冷たくもない、体温にほど近い37℃くらいの浴槽です。
これ、好きなんですよね。
入った時は、ぬるっ!って思うんですが、その分、思いっきり長湯ができます。
温泉の場合、基本的に長湯するほど薬理効果は高まるので、長く入れば入るほど成分が体に吸収されていく、ってわけです。
この日は30分くらい浸かってしまいました。

また、乾式サウナ、ミストサウナも備えています。ランニング後で散々汗をかいた後だったので今回はパスしましたが、共に広くて清潔感あり。


続いては露天風呂へ。
こちらのスペースも中々広くてGood。通常の浴槽の他、半身浴に適した浅めの浴槽もあります。自然を間近で楽しみながら、じっくりのんびりと入れますよ。

館内の様子

風呂を満喫した後は、館内へ。
いわゆる「和モダン」的なつくりで、落ち着きがありながらオシャレな造りになっています。
食事処には、座敷と椅子席があり。たくさんのお客さんで賑わっていました。

とりビーです。
体を横にして休める、リクライニングルームもあります。
風呂や食事処とは反対側の、少し離れた位置にあるので意外と利用者が少なく、穴場かも知れません。

但し・・・部屋の中にコイン式マッサージ機が設置してあり、静かに仮眠しようとしている時に利用者がいると、とても気になります。
いや、ハッキリ言ってうるさいです笑
廊下に設置した方が良いと思うんですけどね。


部屋数は少なめですが、宿泊できるお部屋もあります。
市内中心部からほど近い場所で温泉旅館気分を手軽に味わいたい!って方にはアリなのではないでしょうか。


Data

訪問日 :2019年8月
施設名 :湯元 小金湯
TEL  :011-596-2111
URL  :http://koganeyu.jp/
住所  :札幌市南区小金湯25番地
入浴料金:大人(中学生以上)750円 子供(4歳以上)400円
営業時間:10:00~23:00
泉質  :アルカリ性単純硫黄温泉

管理人の評価

お湯具合   ★★★★☆
浴室内充実度 ★★★★☆
浴室外充実度 ★★★☆☆
コスパ    ★★★☆☆