いったんすっかり溶けたはずの雪がまた降り積もった3月中旬、札幌市南区は小金湯温泉に向かいました。
札幌市内から230号線を定山渓方面に進むと、看板が目に入ります。
青看板に従い左折すると、
もう間もなく到着。
小金湯温泉には、2か所の入浴施設がありますが、本日お邪魔するのは、「旬の御宿 まつの湯」。日帰り入浴と宿泊のどちらでも利用することができます。
駐車場前に大きな看板が出ています。営業時間開始は9:00と早め。
建物の後ろに見えるのは八剣山。
雪がすごいので、急いで入口へ向かいます。
中に入ると、宿泊&日帰り入浴を兼ねたフロントがあります。券売機ではなくここで入浴料を払います。
建物は少々古めながら、広々として落ち着いた雰囲気のロビーです。
長い廊下を歩いていると、ほのかな硫黄の香りが漂ってきます。良い感じ。
シンプルな暖簾がお出迎え。さっそく中へ入りましょう。
ちなみに浴場は男女日替わりのようです。
シンプルながら泉質のよい硫黄泉
訪問したのは土曜日の昼下がり。まだお客さんはそれほど多くありません。
客層は家族連れから常連と思われる年配者までさまざま。
内湯はいたってシンプル。同程度の大きさの浴槽が2つ設置してある他は、洗い場があるのみ。ジャグジーやサウナ等はありません。
しかしながら泉質は非常に良いです。
空沼岳水系の地下を数百年の時を経て湧出した源泉は、豊かなミネラル分を含む単純硫黄泉。
源泉温度が29℃と低いため一旦加温はしているものの加水はせず、湯の効能を最大限に引き出しています。
pHは8.4の弱アルカリ性。実際浸かってみても、肌への刺激は全く感じず、優しそうなお湯具合なのですが、アトピーやリウマチ、神経痛、切り傷などに効果があり、病後のリハビリや長期の湯治で利用されている方もいるそうです。
札幌市内において硫黄温泉を楽しめるのはここ小金湯温泉と定山渓温泉くらいなので貴重ですね。
露天風呂からの解放感ある眺め
露天に出てみます。
まず目に入るのが、眼前に大きくそびえ立つ八剣山。そしてその前を流れる豊平川です。
他によくある露天風呂と違って、景観を遮るような壁や目隠しが無いため、眺めは抜群です。
こちらのお湯も内湯同様、シンプルではありますがそこそこの広さがあり、景観を楽しみながらゆったりと入ることができます。
隣にある湯元小金湯は新しい施設でお風呂の種類も多く人気ですが、泉質と露天風呂は負けていません。おススメです。
Data
訪問日 :2019年3月
施設名 :湯元 旬の御宿まつの湯
TEL :011-596-2131
住所 :札幌市南区小金湯24番地
入浴料金:大人650円
子供300円
営業時間:9:00~22:00(最終受付)23:00(閉館)
泉質 :単純硫黄温泉
管理人の評価
お湯具合 ★★★★★
浴室内充実度 ★☆☆☆☆
浴室外充実度 ★★☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿