伊達ハーフマラソンに出場後、札幌への帰路途中に汗を流そうと立ち寄ったのが「御宿かわせみ」。
御宿かわせみは伊達市大滝区の北湯沢温泉町に位置します。国道453号線沿いで、近くには森のソラニワやホロホロ山荘といった有名な温泉宿が軒を連ねる地域です。
ググると福島県にも同名の温泉宿があるようですが、どうやら関係はなさそう。
写真の通り、昭和初期にでもタイムスリップしたような、かなり年季の入った純和風旅館です。
建物横に5~6台ほどの駐車スペースがあり、すぐ後ろには、長流川が流れせせらぎを立てています。ロケーションはバッチリですね。さっそく向かってみましょう。
年季の入った建物
というか、ハッキリ言ってかなりボロい。一瞬入るのにためらいましたよ。
受付は無人。置いてある箱に自分で入浴料金である700円を入れるルール。
おつりが必要な場合は呼び鈴(というかホントの鈴)で人を呼ぶシステムらしい。
小銭がピッタリあったので投入。
払わずに入っちゃう人もいそうだな…
一応、受付横には休憩できる椅子等のあるスペースが存在しますが、ロビーというよりは田舎のおじいちゃんの居間、という雰囲気。狭いし、あまり長居するような場所ではなさそうです。
内湯は残念
さっそく脱衣所へ。
…狭い。ものすごく狭い。3、4人入るといっぱいです。
鍵付きロッカーなどは当然の如く無いので、貴重品は予め車に置いてくることをおススメします。
オンボロの扉を開けると、内湯があります。
ここだけ見ると、かなりのがっかり感。
狭いし、なんせ洗い場がたったの1か所しかありません。
その洗い場もシャワーなどはなく、椅子と洗面器、ボディソープとシャンプーが置いてあるだけ。
どうやって洗うんだ…?しばし考えましたが、やはり内湯のお湯を洗面器で汲んで使うしかありません。マラソン後だから頭も体もしっかり洗いたいし…
この時はたまたま内湯に他の客がいなかったから良かったものの、先客がいるとお湯を汲みだすのも気を使いそうです。
野趣溢れる造りとロケーションの露天風呂
気を取り直して露天風呂に向かいます。
内湯にあるドアを開けると手作り感満載の狭いオンボロの通路が設置しており、頭を屈めながら進みます。
暫く進むと日の光が射してきました。
通路の左右に階段があり、両方に露天風呂があるようです。まずは川側の左からいってみましょう。
おぉ…ここはイイ。
内湯とは全然違う解放感。
水面よりやや高いくらいの場所に位置しており、ちょっと増水したら飲み込まれてしまいそうなほど川に近接しています。
景色を遮るものが何もないため見晴らしは抜群。
広さもそこそこあります。
お湯は無色透明でクセのない薄い感じ。泉温も丁度良いです。
脱衣所に貼られていた温泉分析書によると硫化水素泉とのことですが、匂いもほとんど感じませんでした。
お湯は無造作におかれた黒いゴムホースからワイルドに注がれており、湯量はかなり豊富なようです。
温泉分析書は昭和46年の手書き! |
続いてもう一箇所の露天風呂、通路の右手側に向かいます。
こちらは更に広い浴槽です。
泉温は左手側より少しだけ低めに感じました。じっくり浸かれそうな心地よい温度です。
浴槽の中にベンチが設置してあったりして、使い勝手も良さげです。
露天の休憩所には灰皿が設置してあります。タバコを吸って寛いでいるお客さんもいました。屋外・露天とはいえ、今時タバコOKの施設は珍しい。
喫煙者にとっては嬉しいでしょうが、吸わない人は少し気になるかもしれません。
混浴の露天風呂に女性登場!
ちなみにここの露天風呂は希少な「混浴」です。女性はバスタオルを巻いての入浴が認められています。
男性客は結構いるし、さすがに真昼間からは入ってくることはないでしょう…
と思ってたら…女性キター!
しかもそんなオバサンでなく、30代くらいの女性です。
もちろんしっかりバスタオルは巻いてますが。
少し恥ずかしそうに入ってくると、既に入っていた男性客の方へ。
どうやらカップルらしいですね。
さすがに一人で訪れるのはハードル高そうです。
いいもんですなー、混浴も。
ちなみに女性専用の半露天風呂もあるようです。
Data
訪問日 :2019年4月
施設名 :御宿かわせみ
TEL :0142-68-6014
住所 :伊達市大滝区北湯沢温泉町40
入浴料金 :700円
泉質 :硫化水素泉(単純アルカリ泉)
管理人の評価
お湯具合 ★★★☆☆
浴室内充実度 ★☆☆☆☆(内湯)
浴室外充実度 ★★★★★(露天)
コスパ ★★☆☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿