近くを通る度に、前から気になっていたんですよ、中小屋温泉。ようやく訪問することができました。
迷わずアクセスできる
札幌市内から旭川方面に向けて275号線を北上すること約40分、当別町の中小屋地区に位置します。周りには建物も少なく、看板が数か所に設置されているので迷うことはないでしょう。
黄色の看板が遠くからでも目立ちます。
看板に従い、脇道を進むと線路があります。これは学園都市線。右手にはすぐ近くに小さな無人駅があります。後で調べると本中小屋という駅。JR北海道の不採算路線ということで存続が危ぶまれている路線です。
確かに近辺には農家が点在しているだけで、集落ともいえず、乗降客はとても見込まれそうにありません。近い将来には廃路が決定するのでしょうね…寂しいですが。
線路を越えて少し走ると、目的地が見えてきます。
温泉というよりは、地域の公民館、といった風情。
訪問時間は10:30頃と確かに早かったのですが、広い駐車場には1台の車が止まっているのみ。ちょっと心配になってきました。
どうやら営業はしているようです。さっそく中へ入りましょう。
THE 昭和
外観もさることながら、玄関に入ると更に昭和感が満載。狸の置物やら、鮭の彫り物やら、錦鯉出品の写真やら、レトロなアイテムがフロント周りを飾っています。お知らせはもちろん手書きが基本です(笑)
恐らくここで入湯料金を支払うのでしょうが、覗き込んでも誰もいません。「すみませーん」と声を掛けるも、誰も現れず。もうこの時点で嫌な予感。
待つこと3分。奥からおばちゃんが平然と現れました。
んー。多分日常的にこんな感じなのでしょう。540円を支払い中へ入ります。
字体が何だか怖い…「ゴジラ対ガメラ」みたいな(笑)
日帰りだけでなく、宿泊も可能な施設でもあるようですが、客は管理人以外に見当たりません。
人気のない廊下を進むと…
浴場に到着。
スリッパが一足あるようですが、男、女どっちだ?
とりあえず入ってみましょう。
やる気が感じられない…
男湯には先客なしでした。
脱衣所はこれ以上ないほど簡素。鍵のかかるロッカーなどはありません。
そういえば廊下の途中にコインロッカーがありました。貴重品はそこに入れるんですね。
管理人は大したもの持ってないので無造作に棚に入れ、浴場へ進みます。
客もおらず、撮影禁止の表示も無かったため浴場内でパチリ。
内湯は浴槽が2つ。奥手がメイン浴槽、手前はジェット風呂です。
泉質はどちらも無味無臭。あまり温泉っぽい感じはありません。
そして温度はかなりぬるめ。長く浸かれるのはいいですが、さすがにもう少し高い方がよいかと。加温してないのかな?
温泉分析書で確認しようとしましたが、脱衣所にも、廊下にも見つけることができませんでした。
本当に温泉かな?
廊下に貼ってあったのは分析書ではなく、この古びたポスターのみでした。
泉質の記載はなし。
ちなみにジェット風呂は水圧が弱すぎて、全然ジェットじゃありません(笑)
その他、サウナと水風呂がありますが、サウナは2~3人入るといっぱいになる狭いスペース。水風呂は定員1名です。
洗い場は壁固定のシャワー。しかもぬるくて出が悪い。暫く経つと少しだけ温かくなってきましたが、これで洗うのはかなりツライ。
シャンプーはなく、石鹸が2つほど置いてあるだけです。
露天風呂のドアを開けてみると…
故障中?ブルーシートに覆われていました。
なんかね…ダメですわ、ここ。
泉質も、設備も。
お客さんがいないのも納得です。
残念ながら管理人が再訪することはないでしょう。
Data
訪問日 :2019年4月施設名 :中小屋温泉
TEL :0133-27-2011
URL :なし
住所 :石狩郡当別町中小屋
入浴料金:大人540円 小人210円
営業時間:10:00~21:00
定休日 :年中無休
泉質 :硫化水素泉(らしい)
管理人の評価
お湯具合 ★☆☆☆☆
浴室内充実度 ★☆☆☆☆
浴室外充実度 ★☆☆☆☆
コスパ ★☆☆☆☆
初のオール1!
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