2019年3月24日日曜日

苫小牧の地元民御用達 湯けむりパーク湯らん銭【入湯レポート】



所用で苫小牧に用事があった際に立ち寄ったのが、ここ「湯けむりパーク湯らん銭」。
地元民御用達の地域密着型スーパー銭湯、といった外観です。
駅からは若干距離が離れているため、車がないと厳しいかもしれません。

銭湯価格で普段使いに最適

施設は小さめで、銭湯とスーパー銭湯の中間、といった感じの規模。
子供向けのゲーム機などが狭いスペースに置いてあり、雑然としていますがそれが逆に良い雰囲気。
券売機で440円を支払い、カウンターへ出した後、さっそく浴場へ。

地味に天然温泉

内風呂は主浴槽とそこにつながった寝風呂、ジャグジーの3種類に加えて小さめのサウナと水風呂という比較的コンパクトなラインナップ。
一応天然温泉らしく、確かに入り口のドアにも赤い字で「天然温泉」とあるのですが、管理者の不覚により、温泉分析書の写真を撮るのを忘れてしまいました(汗)
色々調べたのですが、冷鉱泉であるということしか分からず…
お湯は結構熱めだったので加温はされているものと思われます。

なお、洗い場にはシャンプー・ボディソープ等の備え付けが無いため、自分で用意していく必要があります。
シャワーは時間式ですが、桶への注ぎ口は押してる間だけお湯がでるレトロスタイル。

露天風呂も温泉かと思いきや、こちらは薬湯風呂。
漢方系の匂いが漂っていました。結構好き嫌いが分かれるかも。


訪問時はあまり時間がなかったので、じっくりと入ることができなかったのが心残りですが…銭湯価格で温泉も楽しめるという中々コスパに優れた施設だと思います。
苫小牧市内の温泉は、結構料金設定が高めのイメージがありますので。

Data

訪問日 :2019年3月
施設名 :湯けむりパーク湯らん銭
TEL  :0144-76-2683
URL  :-
住所  :苫小牧市日新町2丁目7-26
入浴料金:大人 440円
営業時間:月~土曜日 13:00~24:00
     日曜日 11:00~24:00
定休日 :なし

管理人の評価

お湯具合   ★★☆☆☆
浴室内充実度 ★★☆☆☆
浴室外充実度 ★★☆☆☆
コスパ    ★★★★☆



2019年3月21日木曜日

北海道遺産にも認定されている、モール温泉ってどんな温泉?





「モール温泉」ってご存知でしょうか?
特に北海道に多く分布している温泉で、北海道遺産にも認定されています。
今回はそのモール温泉についてご紹介します。

モール温泉とは

モール温泉のモール(Moor)とは、ドイツ語で亜炭などを含む泥炭のことです。
泥炭とは、太古の時代における植物などが枯れて堆積し、地中の微生物や酵素、カビ類などの働きにより、数百年~数千年という長い年月をかけて作られたものです。
泥炭に含まれる有機物フミン酸には、細胞を活性化して皮膚を再生させるという働きがあると言われています。
単に肌がつるつる・すべすべになるだけではなく、肌を再生させるというのがポイントです。

ちなみに、モール温泉という名は温泉法に基づく療養泉の分類とは全く別の概念で、泉質名ではありません。
温泉法においては、特定の成分を一定量以上含むものを温泉と定義しており、基本的に温泉成分は鉱物資源のため、有機物を含むモール泉はこれらの指定成分には入っていません。
モール温泉という名前は、言ってみれば通称みたいなものです。
療養泉上での分類では、単純温泉や塩化物泉、炭酸水素塩泉であることが多いです。

北海道遺産にも認定されている

植物性温泉であるモール温泉は、世界においても一般的な鉱物性温泉に比べて希少な泉質で、平成前期までは北海道の十勝川温泉とドイツのバーデンバーデンという2か所でしか確認されていませんでした。そのため平成16年に北海道遺産として認定されました。
その後、国内の別の地域においてもモール成分が含まれた温泉が確認されはじめています。

モール温泉の特徴

まず、他の温泉と比べて見た目にインパクトがあります。
お湯の色が、飴色のような、コーラ色のような、かなり濃い色をしています。
中には、ほとんど黒色に近く、透明度が極めて低い場合も。
これは分解された植物が温泉水に溶け込んだ色なのです。

石炭の形成途上で炭化が進んでいない泥炭や亜炭層から源泉を汲み上げるため、植物起源の有機質を多く含み、肌に触れるとトロトロとした感触があるのが特徴です。

モール温泉の効能

そのトロトロとした感触からも実感できますが、フミンと呼ばれる腐植物を成分として含んでおり、美肌に非常に効果が高い温泉と言われています。
モール浴という泥炭を直接肌に塗ることで皮膚に良い成分を取り入れる方法がありますが、モール温泉に入浴することでそれに近い効果を得ることができます。

保水・保湿効果については正式な研究結果としても明らかになっており、帯広畜産大学と十勝川温泉旅館協同組合が行ってきた研究では、培養したヒト細胞に、蒸留水とモール温泉水をそれぞれ与え、細胞内のたんぱく質を合成する際に必要となる遺伝子の状況を調べました。その結果、モール温泉水を与えたヒト細胞は、保水性を高めるたんぱく質を増産し始めたといいます。

天然の化粧水と言われるほどの保湿効果が期待でき、「美人の湯」とか「美肌の湯」などとうたっているモール温泉施設が数多くあります。
ちなみにpH値の数値が高いほど湯のトロトロ感が増し、効果が期待できます。

札幌近郊でモール温泉がある施設

北海道においては道東方面を中心として存在しているモール温泉ですが、札幌市内及び近郊でも入ることができます。


森林公園温泉きよら(札幌市厚別区)

つきさむ温泉(札幌市豊平区)


竹山高原温泉(北広島市)

北広島温泉 楓楓(北広島市)


などなど。

札幌市南東部~北広島市付近に多く分布しているようですね。


まとめ

体の芯から温まるだけでなく、美肌にも効果が期待できそうなモール温泉。
一言でモール温泉といっても、場所が異なれば温泉の成分も違い、湯の感触も大きく異なります。
各地のモール温泉入り比べ、というのも面白いと思いますよ!

2019年3月17日日曜日

良質な硫黄泉!小金湯温泉 湯元 旬の御宿まつの湯【入湯レポート】













いったんすっかり溶けたはずの雪がまた降り積もった3月中旬、札幌市南区は小金湯温泉に向かいました。
札幌市内から230号線を定山渓方面に進むと、看板が目に入ります。


青看板に従い左折すると、


もう間もなく到着。


小金湯温泉には、2か所の入浴施設がありますが、本日お邪魔するのは、「旬の御宿 まつの湯」。日帰り入浴と宿泊のどちらでも利用することができます。


駐車場前に大きな看板が出ています。営業時間開始は9:00と早め。


建物の後ろに見えるのは八剣山。


雪がすごいので、急いで入口へ向かいます。


中に入ると、宿泊&日帰り入浴を兼ねたフロントがあります。券売機ではなくここで入浴料を払います。
建物は少々古めながら、広々として落ち着いた雰囲気のロビーです。


長い廊下を歩いていると、ほのかな硫黄の香りが漂ってきます。良い感じ。


シンプルな暖簾がお出迎え。さっそく中へ入りましょう。
ちなみに浴場は男女日替わりのようです。


シンプルながら泉質のよい硫黄泉


訪問したのは土曜日の昼下がり。まだお客さんはそれほど多くありません。
客層は家族連れから常連と思われる年配者までさまざま。


内湯はいたってシンプル。同程度の大きさの浴槽が2つ設置してある他は、洗い場があるのみ。ジャグジーやサウナ等はありません。

しかしながら泉質は非常に良いです。
空沼岳水系の地下を数百年の時を経て湧出した源泉は、豊かなミネラル分を含む単純硫黄泉。
源泉温度が29℃と低いため一旦加温はしているものの加水はせず、湯の効能を最大限に引き出しています。




pHは8.4の弱アルカリ性。実際浸かってみても、肌への刺激は全く感じず、優しそうなお湯具合なのですが、アトピーやリウマチ、神経痛、切り傷などに効果があり、病後のリハビリや長期の湯治で利用されている方もいるそうです。

札幌市内において硫黄温泉を楽しめるのはここ小金湯温泉と定山渓温泉くらいなので貴重ですね。


露天風呂からの解放感ある眺め

露天に出てみます。

まず目に入るのが、眼前に大きくそびえ立つ八剣山。そしてその前を流れる豊平川です。
他によくある露天風呂と違って、景観を遮るような壁や目隠しが無いため、眺めは抜群です。

こちらのお湯も内湯同様、シンプルではありますがそこそこの広さがあり、景観を楽しみながらゆったりと入ることができます。


隣にある湯元小金湯は新しい施設でお風呂の種類も多く人気ですが、泉質と露天風呂は負けていません。おススメです。

Data

訪問日 :2019年3月
施設名 :湯元 旬の御宿まつの湯
TEL  :011-596-2131
住所  :札幌市南区小金湯24番地
入浴料金:大人650円
     子供300円
営業時間:9:00~22:00(最終受付)23:00(閉館)
泉質  :単純硫黄温泉


管理人の評価

お湯具合   ★★★★★
浴室内充実度 ★☆☆☆☆
浴室外充実度 ★★☆☆☆
コスパ    ★★★☆☆